ハノーファーメッセは初めて、純粋なデジタル形式で開催されます。Digital Days の 10 のプレミアムパートナーの１つであるリタールは、2020年 7月 14日と 15日に登場します。このシステムサプライヤーは、バーチャル見本市ブースを介して、またリタール イノベーションセンターからのライブビデオプレゼンテーションを介して、オンラインでさまざまなサービスと最新情報や新製品を紹介します。ハイライトは、Hermes Award (ヘルメスアワード) 2020 にノミネートされた、工場内の インダストリー 4.0 プロセス向けの初の AI ベースのリアルタイム対応エッジクラウドソリューションである ONCITE です。また、新しい VX IT ラックなどの IT インフラストラクチャーのソリューションや、制御装置製作や開閉装置製作における付加価値プロセスの加速にも焦点を当てています。
Digital Days により、ハノーファーメッセには今年、「デジタルイベント」が追加されました。リタールは、7月 14日と 15日の最初の開催で登場する 10 のプレミアムパートナーの１つです。フリードヘルム・ロー・グループの専門家は、ハイガー (Haiger) の Rittal Innovation Center (リタール イノベーションセンター) からライブでつながり、トップクラスのパネルディスカッション、基調講演、イノベーションプレゼンテーションなど、合計７つのデジタルイベントに参加します：
- Dr. フリードヘルム・ローとのハイレベルトーク (キックオフイベント、7月 14日、10:15 から開催)：「BDI 経済フォーラム：新しいものへの前進 - 進歩のための新しいチャンス？」。連邦経済エネルギー省の Peter Altmaier (ペーター・アルトマイヤー)、Siemens AG (シーメンス) の Klaus Helmrich (クラウス・ヘルムリッヒ)、Festo AG (フェスト) の Oliver Jung (オリバー・ユング)、BDI (ドイツ産業連盟) 会長の Prof. Dieter Kempf (ディーター・ケンプ)、フリードヘルム・ロー・グループのフリードヘルム・ロー、Robert Bosch GmbH (ロバート・ボッシュ) の Rolf Najork (ロルフ・ナヨルク)、および SAP SE の Thomas Sauersig (トーマス・ザウアーエシッヒ) がディスカッションをします。
- Hermes Award (ヘルメスアワード) 2020 の授与 (7月14日、14:30 から)：フリードヘルム・ロー・グループ は、子会社の German Edge Cloud (ジャーマン エッジ クラウド) の AI ベースでリアルタイム対応のエッジクラウドデータセンターである ONCITE で、世界で最も重要な産業賞にノミネートされました。Oncite は工場内に直接設置されており、データをタイムリーに、またその場で評価できるようにしています。
- 基調講演 1 (7月14日、14:30 から)：「バリューチェーンのデジタル統合 - 競争力を高めるチャンス」。プレゼンテーター：Dr. Thomas Steffen (Dr.トーマス・シュテフェン)、リタールの研究開発マネージングディレクター。
- 基調講演 2 (7月15日、18:00 から)：「産業オートメーションのエコシステム」。プレゼンテーター：Haluk Menderes (ハルク・メンデレス)、Eplan のマネージングディレクター。
- イノベーショントラック (7月14日、16:00 から)：「コンパクトなハウジングとデジタルツイン – AX ポートフォリオを例にした付加価値の創出」。プレゼンテーター：Michael Schell (ミハエル・シェル)、リタールのプロダクトマネジメント部長。
- イノベーショントラック 2 (7月15日、14:00 から)：「産業界のための IT：ラックから AI へ - インテリジェントな産業界のための真のソリューション」。プレゼンテーター：Radek Stolar (ラデック・ストーラー)、リタールの事業開発＆戦略、IT グローバル責任者。
- パネルディスカッション (7月14日、16:00 から)：「産業界のデータ：ビッグまたはスモール、エッジまたはクラウド」。参加者：Bernd Kremer (ベルント・クレーマー)、IoTOS / German Edge Cloud (ジャーマン エッジ クラウド) のビジネス ONCITE インダストリアルのリーダー。
世界最速の IT ラック
今年は IT が主役です。リタールは、サーバーおよびネットワークラックのために新しく開発したモジュラーシステム、VX IT ラックシステムを見本市で発表しました。それを使用すると、単体のネットワークラックであろうが完全なデータセンターであろうが、かつてないスピードで新しい IT インフラストラクチャーを構築することができます。VX IT は、構成の自由度を最大限に高めます。構成はオンラインツールによって簡単かつ素早く実行でき、すべてのコンポーネントが対象で、完全に認証されています。これはユニークです。
エネルギー消費に関する透明性の向上
IT ソリューションに関するエネルギー消費の透明性をあげるために、リタールは、新しい PDU プロダクトファミリー (Power Distribution Unit) に詳細なエネルギー分析を行うための包括的な測定機能を統合しました。PDU はオンラインで設定できます。このようにして、IT ユーザーは、IT ラック内の個々の要件に応じて、高品質の配電を迅速かつ簡単に実現できます。
設備製作におけるプロセスの高速化
リタールは、姉妹会社の Eplan (ハノーファーメッセ Digital Days のパートナーでもある) とともに、制御装置や開閉装置のメーカーがデータ整合性のあるバリューチェーンを連続的に構築できる方法を紹介しています。エンジニアリング、コンフィギュレーション、機械加工、そして全自動のケーブル加工に至るまで、設備製作のほとんどすべてのステーションは、デジタルプロセスの非常に効率的な相互作用によって自動的にリンクできます。デジタルツインがそのための鍵です。リタールは、これらのプロセスをより簡単、迅速、正確、再現性の高いものにするための自動化ソリューションも提供しております。
インダストリー 4.0 のためのエンクロージャー技術
エンクロージャーやエンクロージャーシステムはデジタル化をどのようにサポートできるでしょうか？リタールは、新しい屋外対応のプラスチックハウジングで完成した新しい AX および KX コンパクトエンクロージャーおよび小型キャビネットシリーズで、この質問に対する答えを出しています。このハウジングには、デジタルエクイップメントが付属しており、これらは制御装置製作や開閉装置製作のデジタルバリューチェーンに適合します。高品質の 3D データと構成ツールに加えて、加工されるすべてのフラットパーツの QR コードは、生産ワークフローへの統合を簡素化します。これにより、入荷から完成までの最新のデジタル監視が可能になります。
屋外での効率的な冷却
省エネ性に優れ環境に優しい温度管理技術を備えた Blue e+ アウトドア用クーリングユニットも新製品の一つです。リタールの革新的な Blue e+ テクノロジーにより、大幅な節約と設備のカーボンフットプリントを確実に減らすことが可能になります。
エネルギー転換のためのソリューション
電気エネルギーの需要は、産業界の多くの用途で絶えず増加しています。その結果、電気エネルギー流通システムに対する要求が高くなります。リタールの答えは、型式試験済み低圧スイッチギアを構築するためのコンプリートシステム VX25 Ri4Power (最大 6,300 A) です。このシステムは、ソフトウェア Power Engineering (パワーエンジニアリング) による簡単なプロジェクト計画の立案、すばやい組み立て、そして極端な銅の節約を可能にします。
将来に向けて：リタールはパートナーと協力して、eモビリティの充電スタンドの設置に必要な中心的なインフラストラクチャー要素も設計しています。このシステムサプライヤーは、このインフラストラクチャーのためのコンポーネントを製造しています。それは発電から充電スタンドの温度管理に至るまでのバリューチェーン全体をカバーしています。