2019/12/19

履歴を体験

「歴史を体験し、歴史を作ってきた」

Prof. フリードヘルム・ローにとって、毎年恒例のこの記念祝賀会は年間のハイライトです。3時間弱の祝賀会で、フリードヘルム・ロー・グループの各会社で 10年、25年、40年、さらには 50年も働いてきた従業員に感謝の言葉が述べられます。また、これから仕事を始める、アウスビルドゥング (職業訓練) の期間中に卓越した成績を残した者にも激励の言葉が述べられます。2020年 12月 13日には、160 名以上の永年勤続者と、その年に良い成績をおさめた StudiumPlus の研修生と見習生が、オーナー兼 CEO から表彰されました。


それは振り返ってみることと前を向くことです:現在を理解し、将来に備えるためには、過去を正しく評価することが重要です。フリードヘルム・ロー・グループの毎年恒例の記念祝賀会には、激動の時代を経て、過去から現在、そして未来への旅と、従業員の業績への感謝も含まれます。Herborn (ヘルボルン) の Stützelberg (シュテッツェルベルク、祝賀会が行われるリタール本社のある場所) で、Prof. ローは彼らとともに過去数十年のマイルストーンを思い出しながらも常に先を見ていました。


「1969年には、15分で会社内を一周することができました」と、オーナーは話し始めました。「当時、会社の所有地はトータルで 22,000平方メートルでしたが、現在、ハイガー工場だけでも 24,000平方メートルあります。」


始まりは容易ではなく、従業員の非常な努力なしには、事業を軌道に乗せることはできなかったでしょう。


大きなチャレンジは、Rittershausen (リッタースハウゼン) から Herborn (ヘルボルン) への小型エンクロージャー製造の移転でした。このことは、今日のハイガーの新工場に関わることと比較することができます。「そして、その決断は正しかった」と、経営者 (フリードヘルム・ロー) は当時のマネジメントの決意を再確認しました。「ハイガーの場合も同様である。」


振り返ってみると、1980年代は Prof. ローにとって特にエキサイティングでした。当時は多くの新しいアイデアが実現し、常に投資が行われていました。今日の EPLAN である Wiechers & Partner 社などの企業を買収することで、当時はまだあまり知られていなかったソフトウェアの分野に当企業グループはいち早く乗り出しました。今日、EPLAN はエンジニアリングにおける世界市場のリーダーであり、「絶対的なトップアドレス (業界トップ)」です。


成功の秘訣:継続性と良い関係


当社の成功は主に従業員の大きな取り組みによるものです。Prof. ローは次のように述べています。「私は皆さんに多くのことについて感謝しています。皆さんの勤勉さ、皆さんによって追加されたマイル、皆さんによる同一視、そして皆さんによる私が立てた目標への信頼がなければ、私たちは今日ここに集まれなかったでしょう。」


したがって、40年の勤続年数の従業員、特に勤続年数が 50年になった Reiner Schüler に個人的にお祝いの言葉を述べることは、彼にとっては特別な名誉でした。「あなたは良い経験をしたに違いありません。そうでなければ、それほど長い年月にはならなかったでしょう。」


よいアウスビルドゥング (職業訓練) を受けた若手も会社の成功に貢献します。「アウスビルドゥング (職業訓練) は常に当企業グループ全体の中心的な関心事であり、私たちの大きなアンガージュマンに値するものでした。」その年度に最も良い成績をおさめた職業訓練生には、本、賞品また激励の言葉が贈られました:産業事務員を学んだ Moritz Harbusch (最終成績 1.3)、Pascal Dibelius (産業事務員 Stahlo、最終成績 1.5)、Jonas Theiss (ツールメカニック、最終成績 1.6)。(注、ドイツでは、1.0 がベストの成績です。)


Prof. ローは、Technische Hochschule Mittelhessen (ミッテルヘッセン工科大学) との協力で、StudiumPlus で卓越した学位を取得したことについて、Tobias Hartmann (機械工学、1.0)、Mischa Etz (経営工学、1.1)、Anna-Lena Bertscheit (経営学、1.1) にお祝いの言葉を述べました。


「このような困難な時期に道を見つけなければならない」と Prof. ローはゲストに敬意を表すると同時に、eモビリティなどの新技術を開発する際の代替案について考えるよう強く求めました。「自動車産業は、何十年もの間、ドイツの中心的な産業であったと言えるでしょう。今は、それぞれについてディスカッションをして、業界に不必要な損害を与えないことが重要です。」