設備やシステムの運転を監視する際には、明確な視認性と絶対的な信頼性が不可欠です。ヒューマンマシンインターフェースにおいては、あらゆる現場の状況に応じて柔軟に対応できる選択肢がある事が非常に重要です。まさにその点を考慮し、新たに開発したCXコンソールシステムとCXワンピースコンソールには、システムアクセサリーを使用した多岐にわたる内部実装が可能です。
新しいコンソールシステムは、多様なシステムアクセサリーにより、ニーズに合わせたコンソール構成が可能です。ベースユニットのみを使用する場合でも、デスクユニットとコンソールユニットの両方、またはいずれかを含む2部、3部構成の組み合わせで使用する場合でも対応可能な、最大限の柔軟性を特長としています。簡単な取り扱いで、スムーズな設置が可能です。また、CXワンピースコンソールも多様な個別構成が可能です。コンソールシステムおよびワンピースコンソールは、コンパクトボックスや大型エンクロージャーのAX/VXシステムアクセサリーと互換性があります。
豊富なアクセサリーにより、ベースユニットやケーブル入線オプションなど、内部実装の選択肢が多数あります。さらに、カバープレートを組み合わせたデスクユニットは、標準のAXエンクロージャーと比較して、幅1600mmまで拡張されます。これは、大型サイズが必要なお客様にとって理想的なソリューションです。
旧シリーズ（TPトップコンソール）からの変更点には、背面が垂直であることが含まれます。これにより、壁づけの設置や、フィルターファンユニット、あるいはサーモエレクトリック クーラーの取り付けが容易になりました。奥行500㎜のデスクユニットでは、広々とした設置スペースがあり、簡単な取り扱いが可能です。また、アクセサリーより高耐荷重を有するサポートレールを選択して取り付けることで、トランスなどの重い部品の設置にも理想的に対応できます。また、標準特長としてデジタル図面ポケットePOCKETを提供しており、機器やシステム文書をペーパーレスで展開することができます。このようにして、すべての保守およびサービス作業がシンプルかつ確実に管理されます。